【トレジャーコイン】人気モチーフ・エドワード8世の希少”金貨”

<エドワード8世の希少なファンタジー”金貨”>

以前の記事で数々のコインに描かれる人気モチーフ・エドワード8世という人物について取り上げさせて頂きました。

また、アンティークコインとしての将来的な「可能性」を感じさせてくれるエドワード8世モチーフの金貨が入荷いたしますので、ご報告を兼ねてご説明させて頂きます。

エドワード8世は米国女優との情熱的なロマンスの末、わずか325日の在位期間をもって英国王の座を退位した人物です。

政府直轄の英国造幣局=ロイヤルミントは、言わば英国史に残る問題児であるエドワード8世のコインを公に発行せず、英国内外の私設造幣機関が多くの”ファンタジー”コインを発行しました。
(後に試作コインが数枚だけ発行されていた事が判明し、100万ポンド=約1億5000万円の価格で落札されています。)

ファンタジーコインは流通用ではなく、発行元の造幣機関の遊び心で作成されたものですので、数多のデザインが存在しながらも、そのほとんどが銀や銅、その他の素材で作られています。

その中において人気モチーフを描きながら、他とは一線を画した”金貨”という存在感。アンティークコインとしての「可能性」を感じずにはいられません。

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<英国大手造幣機関 ポブジョイ・ミントの力作コイン>


このコインの発行元であるPOBJOY MINT=ポブジョイミントは英国の大手私設造幣機関であり、英国領各地の公式硬貨や記念コインを手がけています
高いデザイン性が問われる記念硬貨を多数製造しているだけあって、その技術力は確かなものです。

エドワード8世の肖像は威厳と若々しさを両立させた横顔を、聖ジョージの竜退治は寓話的に、それぞれピストルッチ氏のデザインとは一風違ったテイストで描いています。

政府がエドワード8世の金貨を製造せず、他の造幣機関も金以外の素材でコインを作成する中で、英国王の肖像・聖ジョージの竜退治という、最もスタンダードな絵柄の”金貨”を製造したのは、ある種挑戦的な取り組みなのではないでしょうか。

遊び心に加えて冒険心、もしかしたらある種の野心をもこのコインに込めて製造したのかもしれません。ファンタジーコインとしての面白さに加え、コインの作り手の想いやプライドも見えて来る様な、素敵な希少コインです。

 

アンティークコイン エドワード8世
アンティークコイン エドワード8世

 

 

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