地金価値とアンティークコインの「都合の良い」関係性
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金(ゴールド)の相場が三ヶ月ぶりに高値を記録したという事で記事が出ていましたので、今回はアンティークコインと地金価値の関係性について再確認していきたいと思います。
既にご存じの方もいらっしゃる内容かとは思われますが、是非ともご一読下さいませ。
参考記事:日本経済新聞電子版 2021年5月7日 こちらから
地金価格とアンティークコインの価値の間には、我々コレクターにとって「都合の良い」、以下の2点の関係性があります。
① 地金価格が上がると、連動してアンティークコインの価値が上がる
コレクションや現物資産として所有されるアンティークコインの多くは金素材で作られています。
当然、金素材自体の価値が上がれば加工品であるアンティークコインの価値も再評価され、上昇に繋がります。
② 地金価格が下がっても、アンティークコインの価値が下がらない
一方、アンティークコインの価値は、地金価格に良い影響を受けるものの、そこに依存したものではありません。
アンティークコインは希少金属を用いて作られた、歴史ある美術品・アートであり、価値を決める大きな要素は①グレード②希少性③人気の3点になります。
地金価格が下がっても、コイン自体は優れた美術品であることに変わりはなく、替えの効かない一点物ですので、それまでに市場で付けられた価値から下がることは基本的にありません。
実際、地金価格が一旦下落した2021年2月~2021年4月にかけて開催された、コインオークションでも、次々とレコード級の落札結果が出てきています。
参考ブログはこちら
遂にオークション登場!幻のエドワード8世”試鋳金貨”!
手堅い人気!最高の銀貨・スリーグレイセス!
まとめると、我々コレクターにとって、地金価格はアンティークコインの値上がりに影響してくれる要素の1つ、という位置づけになります。
なんとも「都合の良い」関係性ではないでしょうか。
こうした強みは、希少性を持ったアンティークコインに対して発揮されるものであり、
「地金コイン」などの大量流通品などは例外になってくる点にご注意ください。
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