1982年 エリザベス2世 5ポンド金貨(NGC/PF69 UCAM)
<コインデータ>
名称:エリザベス2世 5ポンド金貨”ヤングエリザベス”
発行年: 1982年
発行国: イギリス
発行枚数:2500枚
グレード:PF69 Ultra Cameo
NGC鑑定枚数:89枚
市場価格:150万円~
<アンティークコイン概要>
1982年、英国女王エリザベス2世即位から30年の年に発行された5ポンド金貨です。
鑑定機関NGCでPF69 UltraCameoの準最高評価を受けています。
表面には若き日のエリザベス女王の肖像、
裏面には聖ジョージの竜退治の図柄が描かれます。
「ヤングエリザベス」の通称で知られるこのコインは以下の年度・枚数で発行されています。
1980年 10,000枚
1981年 5,400枚
1982年 2,500枚
1984年 8,000枚 (+流通用約15,000枚)
エリザベス2世即位から30周年に当たる1982年製のものは発行枚数が最も少ない特年品であり、希少性・人気共に最も高く、コレクターから熱い眼差しを受けています。
現存枚数約60枚の最高鑑定品に次ぐ、準鑑定品です。
モダンコインらしい美しさを見せてくれる、人気のイギリス5ポンド金貨ということで、69、70グレードのものは年々手に入り難くなってきております。ここから始めるのにもお薦めの1枚です。
<ヤングエリザベスとウナライオン、どちらを選ぶ?>
本記事でご紹介している「ヤングエリザベス」5ポンド金貨と、2019年に発行された、「オルダニーウナライオン」5ポンド金貨はいずれも高い人気を誇るイギリスのモダンコインとです。
購入価格帯が比較的近く、どちらを購入するかで迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。いずれも発行当時の金の輝きを保った個体が多く、デザイン性も素晴らしいためコレクションとしてお手元に置きたいコインです。
では、資産保全という文脈においてはいかがでしょうか。
結論から申し上げますと、資産保全の観点においては1982年発行のヤングエリザベスをお選びいただくことをお薦めしております。ヤングエリザベスはモダンコインとはいえ、発行からおよそ50年が経過しており、他年と比較した希少性が評価されていることもデータから明らかでありまして、市場が形成されていると言えます。
対して2019年発行のオルダニーウナライオンは”若く”、市場における位置づけが定まるのにもう暫くの時間がかかると考えられます。発行当時の価格高騰から2021年初頭現在、ある程度流通価格は落ち着いてきておりますが、今しばし市場の動きが生じ得ると考えております。
もちろん、お手元で愛せる1枚に出会い、選ぶことが最高の選択と存じますので是非素敵な出会いのお手伝いができれば幸いです。
noteにもアンティークコイン記事を掲載しております。是非ご覧くださいませ。