1831年 ウィリアム4世 戴冠記念金メダル(NGC/PF61 UCAM) 入荷のご報告

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1831年 ウィリアム4世 戴冠記念金メダル(NGC/PF61 UCAM)

 

 1831年にウィリアム4世の戴冠を記念して発行された金メダルです。

鑑定機関NGCでPF61 ウルトラカメオという特別な評価を受けています。

 

ウィリアム4世はジョージ3世の三男として1765年に生まれました。

そのため、ウィリアム4世が即位したのは1830年、齢65となった年でございました。

即位決定直後、 ”戴冠式などどうでもいい”と言い出して側近を慌てさせましたが、華美にせず節約することを条件に戴冠式を渋々受け入れました。

国民に愛され、今もなおファンの多いウィリアム4世最大の功績は”あの”ヴィクトリアに王位を譲ったことでしょう。

2人の娘に先立たれたウィリアム4世の王位継承者は姪のヴィクトリアが選ばれ、妻共々ヴィクトリアを我が子同然に可愛がっていました。

 

しかし、ヴィクトリアの母親(ウィリアム4世の弟 、ケント公エドワード・オーガスタスと死別)には不信感を抱いておりました。

ケント公妃が実家からヴィクトリアの結婚相手に王子たちを迎えたことにも苛立ち、ケント公妃が将来の王母として摂政になることに強い抵抗を示しておりました。

1836年8月21日に71歳の誕生日を記念してウィンザー城で開かれた宴席でケント公妃への怒りが爆発したウィリアム4世。公衆の面前でケント公妃を叱責する答辞を述べ、ヴィクトリアが18歳で成人を迎え摂政を置く必要が無くなる9ヶ月を生きぬくことを熱望しました。

 

1937年、ヴィクトリアは5月24日に18歳の誕生日を無事に迎え、ケント公妃の摂政就任は無くなりました。

それから1ヶ月後の1837年6月20日にウィリアム4世は肝硬変で崩御しております。

 

ご存知の通り、ヴィクトリア女王の在位は63年7か月にも及び、 歴代イギリス国王の中ではエリザベス2世に次いで2番目の長さで、その治世は「ヴィクトリア朝」と呼ばれております。

 

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慈しみ深きウィリアム4世がヴィクトリアへと紡ぐ事になる王位、その戴冠記念金メダル、是非前向きにご検討下さい。