ヴィクトリア女王のアンティークコイン

平素よりCOCOINをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本日は弊社でも取扱の多いヴィクトリア女王のアンティークコインについて触れていきたいと思います。

ヴィクトリア女王(1819-1901)は、英国史上もっとも長い在位期間を誇り、「大英帝国の象徴」とも言える存在です。その治世は、世界中にイギリス文化と影響力が広がり、産業、経済、科学、芸術など、さまざまな分野で進展がありました。そんな彼女を記念したアンティークコインは、今日では世界中のコレクターたちにとっても特別な存在です。

ヴィクトリア時代と大英帝国の黄金期
ヴィクトリア女王が18歳で即位した1837年から彼女の死去までの63年間は「ヴィクトリア時代」と呼ばれ、産業革命による技術の進歩と経済の発展、植民地拡大によりこの時代にイギリスは「太陽の沈まぬ国」として知られるまでの大帝国へと成長しました。ヴィクトリア女王のコインは、こうした時代背景を映し出しており、特にその象徴的な存在として、高く評価されています。

この時代に発行されたコインには、彼女の肖像が異なる姿で刻まれ、時代ごとの変化を感じさせます。
「若きヴィクトリア」と「老女王」の二つの主要なデザインがあ、若い頃のヴィクトリア女王は、清らかな横顔と王冠のない姿で描かれ、若い女性らしい魅力が感じられるため、特に人気があります。一方、晩年の肖像では王冠とベールを被った威厳ある姿が描かれ、長きにわたって国を統治してきた「国母」としての象徴が込められています。この変化があることで、コレクターは女王の人生の移り変わりをコインを通して感じることができるのです。
ヴィクトリア時代の長さを感じるこの肖像の変遷は、コレクターにとって特別な魅力であり、当時のコインの価値を高める一因となっています。

コインのデザインと希少性
ヴィクトリア女王のコインは、時代ごとにさまざまなデザインが施されていることに触れさせていただきました。その中でも特に注目されるのが、1893年に発行された「ジュビリー・ヘッド」、「モハール金貨」、「戴冠記念メダル」、「ゴシック・クラウン」などが挙げられます。
ヴィクトリア女王時代には世界中の植民地でコインが発行されたこともありインド、カナダ、オーストラリアなど、さまざまな地域でヴィクトリア女王の肖像が刻まれたコインが流通していたため、希少なものも多く存在します。そのうえ彼女のコインは発行からすでに100年以上が経過しており、現存枚数は不可逆的に減少の一途をたどります。こういった理由からヴィクトリア女王のコイン価値の高さから、ただの収集品としてだけでなく、投資対象としても注目されています。

ヴィクトリア女王コインのコレクションがもたらす喜び
ヴィクトリア女王のアンティークコインを手にすることは、まるで19世紀の英国を旅するような感覚だと表現されるコレクターもいらっしゃいます。コインのデザインや女王の肖像を通じて、イギリスの栄光と繁栄を感じ、また、コインを通じて若き日の女王の気品、晩年の威厳、そしてイギリス帝国の絶頂期を追体験できることは、コレクターにとってかけがえのない魅力でしょう。

現在弊社ではヴィクトリア女王の下記コインのご紹介が可能となっております。

1838年 イギリス ヴィクトリア女王戴冠記念金メダル(PCGS/ UNC DETAILS)


1884年 イギリス ヴィクトリア女王 国際健康博覧会金メダル(PCGS/SP58)



もちろん現物をご確認いただくことも可能でございますのでご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせくださいませ。