1908年 オーストリア 雲上の女神 100コロナ金貨(NGC/PF60)
1908年にオーストリア・ハンガリー皇帝のフランツ・ヨーゼフ1世の在位60周年を記念して発行された100コロナ金貨です。
裏面のデザインから、通称「雲上の女神」と呼ばれています。
表面にはフランツ・ヨーゼフ1世の肖像が、
裏面にはハプスブルク家の紋章を携え、雲上から手を差し伸べる女神の姿が描かれています。
ここに描かれる女神のモデルはヨーゼフの従姉妹にして妻であるエリザベートであるとも言われています。
エリザベートは生来の美貌に加えて美意識も高い女性であり、後にはヨーロッパ宮廷一の美女とまで讃えられています。若きヨーゼフは彼女に一目惚れし、熱烈な求婚をしたといいます。
コイン発行の10年前にあたる1898年にエリザベートは非業の死を遂げますが、このコインからは”死に別れても変わることのないヨーゼフから妻への想い”が感じられます。
総発行枚数は16000枚と多めですが、そのほとんどが一般流通用であることから、プルーフ状態のものはコインとしての価値が高くなっています。
ストーリー・デザイン・希少性。全ての要素を兼ね備えたアンティークコインです。