1862年 リヒテンシュタイン ターラー金貨 リストライク (NGC/PF68)

1862年以降にリヒテンシュタインで発行されたターラー金貨が、1966年にリストライク(再鋳造)されたもので、鑑定機関NGCにおいて、PF68という高評価の鑑定を受けた逸品です。

表面にはヨーハン２世が描かれ、裏面にはリヒテンシュタインの国章であり、王冠とベールに包まれた盾が描かれています。

ヨーハン２世は、リヒテンシュタインの公爵アロイス２世とその妻のフランツィスカ・キンスキー伯爵夫人の間の長男で、1858年18歳という若さで公位を継承しました。　

その治世は70年と3ヶ月の間きに渡って、治世には幾つもの国家の危機に見舞われたが、天才的な手腕を発揮するとともに強運と機転で危機を漸く乗り越えていたとされています。

国民が優先に窮するのを見かねて、自らの資産で生活資金を貸し付けるなど、その心優しい人柄から「善良公」の愛称で国民から慕われていました。