1958年 ドイツ アウレウス・マグヌス 「エジプト/王妃ネフェルティティ」 5ダカット金メダル(NGC/PF65 CAMEO)

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1958年 ドイツ
アウレウス・マグヌス
王妃ネフェルティティ 5ダカット金メダル
(NGC/PF65 CAMEO)

1958年、ドイツのメダリストであるヴェルナー・グラウルによって制作された「アウレウス・マグヌス」シリーズの5ダカット金メダル。古代エジプトを代表する王妃ネフェルティティの肖像が描かれています。

【表面】王妃ネフェルティティの左向き肖像
【裏面】百合を配した六方向の十字形と「V DUCAT」の額面表記
【重量】17.32g
【品位】金980/1000
【鑑定】NGC/PF65 CAMEO
【鑑定番号】8777500-001

「アウレウス・マグヌス」は、ヴェルナー・グラウルが1950年代に構想した、金を基準とする国際共通通貨のモデルとして制作されたシリーズ。伝統的なダカットの重量体系を採用し、世界各国の都市や歴史上の人物、文明を象徴する題材を用いて、国境を越えて価値を共有できる金貨のあり方を表現しました。

本品はドイツやエジプト政府が発行した法定通貨ではなく、民間によって制作されたファンタジー金メダルです。しかし、単なる記念品ではなく、金に裏付けられた国際通貨という思想を形にした、戦後ヨーロッパならではの歴史的背景を持つ一枚です。

表面には、古代エジプト美術の象徴として知られるネフェルティティ王妃の肖像を配置。周囲にはラテン語で「MATER OPERUM ATQUE ARTIFICIORUM」と刻まれており、古代エジプトを「芸術と工芸を生み出した母なる文明」として称える意味が込められています。

裏面には百合を配した六方向の十字形が描かれ、中央には5ダカットを示す「V DUCAT」、金品位を示す「980」が刻まれています。周囲の「PRO PROSPERITATE MUNDI」は「世界の繁栄のために」という意味を持ち、国境を越えた共通通貨を目指したアウレウス・マグヌスの理念を象徴しています。

17.32gの重量感と純度98%の高品位金に加え、鏡面状の背景と盛り上がった意匠のコントラストが美しいCAMEO仕上げも本品の魅力です。NGCではPF65 CAMEOの高評価を得ており、ネフェルティティの端正な肖像と、金メダルとしての重厚感を存分に楽しめる一枚です。

古代エジプトの美術性、戦後に構想された国際金本位通貨の思想、そして高品位金が持つ現物資産としての魅力を併せ持つ、歴史的にも興味深いメダルです。

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