ND (1765-1790) ドイツ レーゲンスブルク都市景観 4ダカット金メダル
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本日ご紹介するのは、世界中のコレクターから注目を集める「レーゲンスブルク都市景観4ダカット金メダル」です。
表面には、王冠を被り、剣と宝珠を持った双頭のインペリアルイーグルが堂々と描かれています。
裏面には、ドナウ川を前景に広がる中世のレーゲンスブルクの町並みが繊細に表現されており、空には神の名が放射状に記されています。
都市景観コインには、都市全体の遠景や特定の建物群を描いたものまでさまざまな種類があります。共通して言えるのは、どれも発行国の高い技術力とデザイン性が反映されている点、そして写真や映像がなかった時代の人々の生活や思いを今に伝えるロマンが詰まっていることです。
1枚のコインに細部まで描かれた都市景観は、都市の姿を後世に残そうとした当時の人々の情熱を感じさせます。ルーペを片手にその景観をじっくりと眺める時間は、まさに歴史と対話しているかのような体験かと存じます。
さらに、近年のオークション市場でも都市景観コインの需要が高まり続けています。
特にレーゲンスブルク都市景観が描かれたコインは人気が高く、2023年8月のオークションでは、フランツ1世の肖像と都市景観が描かれた8ダカットMS61コインが2400万円を超えた価格で落札されました。
今回ご紹介するレーゲンスブルクは「ドナウ川湖畔で最も美しい中世の街」として知られており、ローマ帝国時代に見張りの砦として建設されました。
中世には交易都市として大いに栄えましたが、
交易の中心地としてはその後衰退しました。
しかし古い建物は取り壊されず、修理され続けたことで美しい景観が保たれています。
2006年には、その歴史的な価値が評価され、街全体が世界遺産に登録されました。
まさにコレクションに加えるにふさわしい、
ロマンあふれる一品です。
詳細が気になる方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。