1900年 リューベック 20ダカット金貨(PCGS/SP63)
今回ご紹介のコインはこちらの一枚です。
コインデータ
名称: リューベック20ダカット金貨
発行年: 1900年
発行国: ドイツ ハンザ都市リューベック
発行枚数: 不明
鑑定枚数: PCGS社2枚
商品ページは こちら
アンティークコイン概要
1900年、ドイツのハンザ都市リューベックにて、名誉勲章として発行された大型の20ダカット金貨になります。
上記の通り、PCGS社での鑑定済み枚数が僅かに2枚しかない内の、最高鑑定品となります。SP63グレードの逸品となります。
表面には、栄光や権威の象徴である月桂冠とファスケス(木の束)を携えた女神が描かれ、
裏面には、リューベックの紋章や旗にも用いられる双頭の鷲が中央の盾に描かれ、周囲が豪勢に装飾されております。双頭の鷲は、2人の商人が助け合うことを表しており、商業都市リューベックを上手く表現したレリーフとなっております。
シンプルに洗練された表面とは対照的に、極めて緻密なデザイン性を誇る裏面が特徴的な一枚です。
ハンザ都市リューベック
リューベックは、1226年にすでに帝国都市となり、
その後北海・バルト海における貿易ギルド「ハンザ同盟」の一台拠点として成長してきました。
リューベック商人はノルウェーに商館を築き、その地で取れる鱈の売買、さらにリューネブルクの岩塩を抑えたことで塩漬け鰊の貿易でも独占的に大きな利益をあげ、
商業・金融・芸術の中心地としての位置を確立しました。
リューベックの強みはバルト海南西部のリューベック湾に面する港を有したことで、大運河を有したハンブルグとの共通性も見られます。
現在では旧市街全域が世界遺産登録されており、その盛衰を色褪せることなく感じることができます。
リューベック金貨の将来性
ギニー金貨やポンド金貨にならび、ダカット金貨も人気のコインの一つで、根強いファンがいるのも事実あります。中でも20ダカット金貨は、流通枚数・鑑定枚数が非常に限定的なため、その人気はピカイチです。
また、当コインの重さは69.73gあり、金価格だけでも十分な価値を持ちます。
加えて、ドイツコインらしい意匠が施されたその美しいデザイン性を誇る金貨となると、当然の人気となります。
最近のオークションにおいても
ダカット金貨の価格は順調に育ってきており、今後の成長もまだまだ楽しみにできることでしょう。
近代発行のコインであっても高額取引されるのが20ダカットという金貨の強みと言えますし、資産保全にも如何なくその効果を発揮してくれることと思います。
商品ページは こちら
「検討中である」「ほかのコインも興味ある」「実際に見て見たい」等、何かございましたら、お気軽にお問い合わせください。
「ハンザ同盟の女王」と讃えられたリューベックの美しい都市景観に想いを馳せながら、コイン談義でもしませんか。