富裕層が増える時代に、希少性のある現物資産が見直される理由
世界の富裕層は、いま再び拡大局面に入っています。
Capgeminiが2026年6月に公表した「World Wealth Report 2026」によると、2025年の世界の高額資産保有者、いわゆるHNWIの保有資産は前年比8.7%増の98.3兆ドルとなり、過去最高水準に達しました。さらにHNWI人口も約200万人増加し、世界で2,530万人に拡大しています。(HNWIとは「High Net-Worth Individual」の頭文字をとった言葉で、一般的に100万米ドル(約1.3億〜1.5億円)以上の投資可能資産を保有する富裕層)
特に注目すべきは、超富裕層であるUHNWIの伸びです。UHNWIの資産は前年比9.4%増となり、人数は約25万人へ拡大。2年連続で、最も成長の速い富裕層セグメントとなりました。
この数字が示しているのは、単に「富裕層が増えている」という事実だけではありません。世界中で資産を持つ人が増えれば、その資産の一部が、株式や債券だけでなく、オルタナティブ資産や希少性のある現物資産へ向かう可能性も高まります。
実際、同レポートでは、2026年1月時点でHNWIの資産配分のうち、オルタナティブ投資が12%を占めていると示されています。対象には、コモディティ、通貨、プライベートエクイティ、ヘッジファンド、ストラクチャード商品、デジタル資産などが含まれます。富裕層の資産運用において、伝統的な金融商品だけではなく、異なる値動きや価値の源泉を持つ資産を組み合わせる考え方は、すでに一般的な選択肢のひとつになりつつあります。
この流れの中で、あらためて注目したいのが、アンティークコインという現物資産です。
アンティークコインは、金や銀といった素材価値を持ちながら、同時に希少性、歴史性、美術性、鑑定評価、そして国際的なコレクター需要によって価値が形成されます。単なる地金とは異なり、一枚ごとに発行背景や現存数、保存状態、グレード、人気の傾向が異なります。
ここで重要なのは、富裕層人口や資産額が増えても、良質なアンティークコインの数は増えないという点です。
株式は新たに発行されることがあります。不動産も開発によって供給が増えることがあります。しかし、過去に発行されたアンティークコインは、同じものが新たに作られることはありません。むしろ長い年月の中で失われたり、個人コレクションに退蔵されたりすることで、市場に出てくる良質な個体は限られていきます。
つまり、世界の富裕層が増える一方で、質の高い現物資産の供給は簡単には増えない。ここに、アンティークコインが持つ本質的な魅力があります。
もちろん、すべてのコインが価値を高めるわけではありません。重要なのは、希少性、状態、鑑定評価、市場での評価、そして将来的な流動性を丁寧に見極めることです。だからこそ、アンティークコインは単なる「古いコイン」ではなく、専門性と目利きが価値を分ける現物資産といえます。
投資上級者にとっては、アンティークコインは金融市場とは異なる価値形成を持つ資産として、ポートフォリオの質を高める選択肢になり得ます。一方で、初心者にとっても、実際に現物を見て、背景を知り、納得して選べるという点で、資産形成の入口として非常に分かりやすい存在です。
世界の富が拡大し、資産を持つ人が増えていく時代。
その中で本当に見直されるのは、誰でも同じように買えるものではなく、数に限りがあり、歴史と美しさを備えた資産ではないでしょうか。
アンティークコインは、価格だけでは語りきれない価値を持つ現物資産です。資産性、美術性、希少性、そして所有する満足感を兼ね備えた一枚は、これからの時代において、より一層その存在感を高めていく可能性があります。
COCOIN.jpでは、希少性、鑑定評価、過去の市場評価、将来的な流動性まで踏まえながら、お客様一人ひとりに合ったアンティークコインをご提案しております。現物資産にご関心をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
出典
・Global millionaire population jumps by nearly 2 million in 2025, driven by strong stock market performance worldwide
