人気都市景観「リューベック市」
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本日は都市景観のなかでも人気の高いドイツの都「リューベック」についてご紹介させていただきたいと思います。
1987年、世界遺産に登録さたリューベックは
ドイツにある16の連邦州のなかでも最も北にあるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の中の都市です。
13世紀~15世紀頃まではハンザ同盟の盟主として北海、バルト海を中心とする貿易を独占し、繁栄を誇っていました。
ハンザとは古高ドイツ語で「団体」を意味し、各都市を交易して廻る商人の組合のことでした。
ハンザ同盟は、中世後期から400年以上続いた都市同盟で、バルト海沿岸の交易を独占していました。
リューベック旧市街は、トラヴェ川とトラヴェ運河に囲まれた島にあり、世界遺産に登録されています。その街並みの美しさから、「ハンザの女王」と呼ばれています。
中世ヨーロッパでは、周辺領主に対して有力都市が連合し、経済や政治・軍事的な連合として力を持ち、ハンザ同盟はこういった連合体のひとつだったのです。
大航海時代により商業圏が大西洋と北海へ移り、宗教改革により都市間の対立が起きると、ハンザ同盟は徐々に衰退していきます。
17世紀の30年戦争の後に結ばれたヴェストファーレン条約で領邦国家が成立すると、そこにハンザ同盟の都市は吸収され、同盟は終焉を迎えました。
リューベックは、1143年にホルシュタイン伯アドルフによって建設され、
ザクセンのハインリヒ獅子公の保護を受けて発展し、1226年に神聖ローマ帝国に直接の忠誠を誓う帝国都市となりました。
リューベックの商人たちはノルウェーに進出して商館を建設し、タラやニシンの交易で大きな利益を上げました。
しかし、大航海時代や宗教改革、1806年の神聖ローマ帝国の解体を経て、リューベックは周辺諸国の支配を受けるようになっていきます。
1937年にナチス下でプロイセン州に併合されると、第2次大戦の後はイギリスの占領下に置かれました。東ドイツとの鉄のカーテンに近かったため、亡命者が多く流入しました。
現在はシューレスヴィヒ=ホルシュタイン州の一部となっています。
このような歴史を歩みを重ねたリューベック。
コレクションにいかがでしょうか。
現在、弊社では1枚のリューベック市発行コインをご案内可能でございます。
【1958年ドイツ リューベック10ダカット金貨(PCGS/MS63)】
ご興味をお持ちいただけましたらお気軽におといあわせくださいませ。