ナポレオン3世という人物について

 

平素よりCOCOINをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

今回は新入荷いたしました

 

【1855年フランス万国博覧会記念銀メダル(PCGS/SP61)】

こちらのモチーフになっているナポレオン3世についてご紹介したく存じます。

 

 

若い頃からイギリス古典派経済学やサン=シモンの産業社会論を知り、

投資銀行の設立、鉄道の普及、万国博覧会の開催、パリ大改造、そして自由貿易政策への転換などを行ったことで

ナポレオン3世よってフランスは産業革命を達成することができたと評価されております。

 

また、「人為的に加速型資本主義」を産みだし、現代の消費資本主義の原型を作ったとも称されております。

 

ナポレオン3世によって行われたフランス初の万国博覧会は

1851年の第1回ロンドン万博に対抗し、それまでの内国博覧会を中止して開催。

同時期にクリミア戦争(1854-1856)が勃発しましたが、皇帝ナポレオン三世の強力な支持で推し進められました。

 

そして、

パリ万博の大きな功績の一つに”フランスワインのブランド化”が挙げられます。

 

地理的にパリよりも近いイギリスにすでに輸出されていたボルドーワインを万博農産部門の目玉に選び、この万博を契機にボルドーワインの格付けを命じたのです。

約60の赤ワインが1級から5級までの5段階で評価され、

第1級に選ばれたのは、メドック地区の「シャトー・ラフィット・ロートシルト」、「シャトー・マルゴー」、「シャトー・ラトゥール」、グラーブ地区の「シャトー・オー・ブリオン」という今日でも有名な4つのシャトーでした。

 

現在へも余波を響かせるナポレオン3世が描かれた美しい銀メダル、この機会にコレクションに加えられてはいかがでしょうか。

 

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