1936年 エドワード8世肖像 ファンタジークラウン(PCGS/PR66 DCAM)

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1936年に発行されたエドワード8世を描いた銀貨です。
PCGSにてPR66 DCAMという素晴らしい鑑定評価が付けられています。

※DCAM…プルーフコインの中でも最上級のグレードのものに付けられる。Deep Cameoの略称です。鏡面仕上げで光沢があるのが特徴です。

表面は美しい鏡面仕上げでエドワード8世の肖像が描かれており、
裏面はコインの発行国であるパレスチナのミル硬貨のデザインが集合しています。


前王ジョージ5世が1936年に崩御した後に、国王となったエドワード8世。
彼は皇太子時代に離婚歴のあるアメリカ人女性、ウォリス・シンプソンと恋仲となります。
しかし、当時のイギリス王室では彼とウォリスの結婚を認めず、結婚をするのであれば国王からの退位を勧告します。
エドワード8世はこれにあっさりと応じ、わずか325日の在位期間を終えて退位しました。

その在位期間の短さから、エドワード8世を描いた英国の正式な造幣局(ロイヤルミント)製造のコインは非常に珍しく、各地のコイン業者によって鋳造されたコインが数パターン流通しています。
このようなコインをファンタジーコインと呼び、こちらの品もその1つです。

コイン自体の美しさもさることながら、王冠を賭けた恋を成就させたエドワード8世のストーリーも感じられる品となっています。

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