英領インド東インド会社 ウィリアム4世 2モハール金貨(NGC/PR63)
1835年、イギリス領インドにて発行された2モハール金貨です。
象徴や紋章を意味する「モハール」は、1540年、北インドムガール帝国スール朝創始者のシェール・シャーによって初めて導入された通貨になります。
アンティークコイン業界において、非常に人気の高いモハール金貨。
当コインは、気さくで倹約家の国王として人気の高かった英国王ウィリアム4世を表面に、
また、裏面には、短いタテガミが特徴的なインドライオンが凛々しく描かれております。
-東インド会社について-
1600年、エリザべス1世の特許状により、英国・東インド会が設立された。インドや中国との貿易独占権を有していたため、その活動範囲や活動規模はやがて拡大していきました。
その後、1835年には貨幣法のもと、英国・東インド会社発行のモハール金貨が採用されることとなりました。
1858年にインド統治権をイギリス王室に譲渡するまでは、植民地経営や貿易に注力しておりました。